2015年4月12日

CTセミナー

今日は、岡山駅前で行われた、歯科用CTセミナーに参加しました。

IMG_3046

歯科用CTとは、歯科に特化したCT装置で主にインプラント、親知らずの抜歯、複雑な根の治療、歯科矯正などの治療・診断に用いられます。さらには最近の歯科用CTは性能がよく、耳鼻科などで用いられることもあります。三次元の高画質画像を用いることで、二次元のX線写真では判別できない、痛みや症状の原因がわかる事もあります。

私自身、勤務先で歯科用CTを使用し、上記の治療などにおいての、診断の精度が飛躍的にアップするツールである事を確信しておりますので、当院においても開院時より導入致します。

歯科用CTは全国的にまだ10%程度の医院にしか、導入されていません。特に、当院に導入する歯科用CTは大学病院にあるものと同水準機種で、岡山県内にもまだほとんどありません。

気になる被爆量ですが、通常の装置と比べて約8分の1から10分の1程度で済みます。 短時間で撮影する事が出来、撮影後すぐに鮮明な画像をモニター上で確認する事も出来ますし、紙にプリントアウトする事も出来ます。

m3-2

近年、インプラント治療を経験したことがある患者さまが増えてきたとともに、インプラント治療に関連する失敗などのトラブルを増加してきたことも事実です。

そのため安全にインプラント治療をおこなうためには、治療前だけでなくインプラント植立後の状態もCT撮影をおこない、3次元的に計画通りインプラント治療がおこなわれているか検査することが、重要視されています。それには、歯科用CTを設置した歯科医院にてインプラント治療をおこない、施術後すぐに検査をおこなうことが安全なインプラント治療の第一歩であると考えられます。

ip2-5

今回のセミナーは基本的に、CTを使った事が無く、新規導入する方の為の内容だったので、総復習的な感じでしたが、私自身知識が整理され、より良い診査・診断ができるようになったと感じています。

歯科治療の進化は早く、治療現場においてのデジタル・IT化も急速に普及しています。これまでは経験と勘と個人が持つセンスに依存した部分が文字通り「見える化」出来た事で道具を使いこなす事さえ出来れば誰でもその恩恵を受ける事が出来るようになってきました。玉野にて、患者さんの幸せな「Life」を支える事ができる歯科医院となる様に、努力を怠らず、頑張ります。

21+